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久々に会った他部署の同僚が、最近は仕事のかたわら転職活動をしていると言った。この会社にはもう未来がないという。しかし実際に転職先を探してみると、今より給与の良いところはたくさん見つかるが、総合的な福利厚生の質が良い職場となると、悔しいが見つからないと嘆いていた。今の居場所にうんざりしていながら、より良い移住先が見つからないからという理由で惰性の勤労に囚われるのは悲しい。彼の会社に対する読みが正しいかどうかはともかく、彼に良い転職先が見つかることを祈っている。▼私は、今の会社でまだまだやりたいことがある。学べることがあるし、試してみたいこともあるし、達成したいこともある。しかしそれは裏返せば、これらが何もなくなったとき、私もまた彼と同じように転職先を探さざるを得ないということなのかもしれない。「この会社に二十年後もいると思うか。冗談だろ?」と彼は言った。それは二十年後の記事で裁かれるだろう。
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