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Kindleストアが本好きの購買意欲を掻き立てにくい場所である理由を考えてみた。大きく二つ。街の本屋さんと比較しての話だ。▼一、Kindleストアは「買うべき最後の一冊」を決定しにくい。目的に沿う本を探してランキングやカテゴリから候補を絞るものの、いざ買う段になると、他にもっと良い本があるのではという思いに捕らわれてしまう。特定のフロアや本棚を見尽くして「やはりこれが一番だな」と自分を納得させることのできるアナログ本屋とは、この点が決定的に異なる。▼二、書籍の一覧性が低い。Kindleストアの検索は、すでに知っている本の特定には便利だが、新たな本の発掘には向いていない。ここも物理本棚の圧勝である。目当てのジャンルの書籍タイトルを「ざっと見れる」ことの利点は限りなく大きい。▼Kindleは早くバーチャル本屋のUXを作るべきだ。さすれば売り上げは倍増するであろう、とまでは吹けないが、少なくとも私の利用頻度は十倍増する。
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