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再びロゴの話。▼ロゴは様々な文脈の中に置かれうる。いつ、どこで、何色の、どんな素地の上にプリントされるかわからない。したがって、優れたロゴは環境に強くなければならぬ。少なくとも、環境変化に対する回避策を想定したデザインでなければならない。黒を基調とするデザインなら、黒い背景で使う場合には白い縁取りをつけるのか、白黒反転バージョンを使うのか、白からでも黒からでも等しく色合いの浮かんでくる配色にするのか、考えてデザインしなければならない。▼ロゴ色に青と赤が好まれる理由は、ここにもある。青や赤は、黄色や緑に比べて白地にも黒地にも立たせやすい。しかも青は他の色に比べて認識の分解能が低いので、環境に合わせて色相を変えても同じ「青」として認識されやすいという利点も持つ。迷ったら青を選んでおけば、間違いは起きにくいということだ。▼次点は色調反転で二種類を用意できる二階調デザインだろう。私の好みでもある。
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