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小さいものも、大きいものも。基本に忠実でオーソドックスな品も、奇をてらって冒険してみた意欲作も。ちょっとしたテーマ小品から、壮大な物語を感じさせる超大作まで。そんな自由さ、懐の深さを持ったお菓子。それがケーキだ。▼中身がほとんどフルーツだろうと、成分の九割がチョコレートだろうと、ケーキのように仕上げればケーキになる。こんないい加減なことを言ってはケーキ職人に怒られるかもしれないが、消費者の立場としての素直な感想だ。ケーキには確たる貴賤もなく、決まり切った性格もない。ケーキは自由である。共通しているのは、食べた人をちょっとだけ幸せな気持ちにするという大きな目的だけだ。▼ケーキ。私は洋菓子より和菓子が好きな人だけれど、ケーキの持つ可能性には常に敬意を払っている。探求心、好奇心、遊び心を許してくれる寛大さを尊敬している。いつか、この記事の伏線が回収される日が来るかもしれない。来ないかもしれない。
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