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弟と築地市場へ行く。十時過ぎに到着するも目当ての「寿司大」は待機列限界で「本日終了」になっていたので、もうひとつの有力候補「大和寿司」へ。こちらも行列は凄かったが、回転が早いおかげで昼前には入ることができた。▼高回転の秘訣は老舗の寿司屋とは思えぬほどのシステマティックな客捌き。数人のロットがまとめて席につくと、準備された茶と椀が一斉に配られて、おまかせ握りが一貫ずつ次々と握られてくる。醤油も職人さんが塗ってくれるので、こちらでつける必要はない。出てくる。食べる。茶。この繰り返し。江戸前寿司とはそういうものなのかもしれないが、なかなかにせわしない。▼とはいえ味は抜群だった。豪快なサイズで光り輝くネタの旨さは、私の短い寿司遍歴の中では最高と断じて良い。ただ、シャリも含めた「寿司としての完成度」は、数年前に六本木で訪ねた寿司屋の方が高かったように思う。つまり、楽しみ方は寿司よりも刺身に近かった。
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