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面白い漫画やゲームに熱中したあと現実にもどってくると、しばらくのあいだ頭がぼうっとする。小説や映画もそう。これは多くの人に経験のあるところだろう。しかし、さっきふと考えた。どれほど興味深く熱中していても、音楽を聴いたあとに「ぼうっと」した経験は、私にはない。▼なぜか。一、音楽は上掲のコンテンツに比べてストーリー性が希薄なので、引き込まれてしまう世界がない。あるいは乏しい。音楽はあくまで現実で享受するものなのだ。故に、もどってくるというプロセス自体が存在し得ない。二、実のところ私はそれほど音楽に熱中したことがない。熱中というのは思い込みで、本当はうわべしか聴いていないので、引き込まれたときの感触を知らないだけである。三、漫画やゲームでぼうっとする真の理由は目を酷使したからで、あの感覚は目の回復過程に過ぎない。耳を中心に使う音楽で起こらないのはもっともと言える。▼さて、どれが正しいのだろうか?
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