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帰りの旅程と都合が合わなかったので長浜ラーメンは諦めて「博多らーめんShinShin」へ行く。天神北のバス停で降車し、親不孝通りという物騒な名前の裏路地に入ると、特徴的な青の看板と行列ですぐにわかった。三十分ほど並んで入る。オーソドックスなラーメンセットにした。▼あっさり、さっぱり、超細麺。これが地元民の言う「博多ラーメン」の基本的な姿なのだろうと思わされるシンプルな完成度だ。感嘆符が飛び出るような旨さではなく、どこか安心感のあるやさしい旨さである。人気の理由も頷ける。▼しかし、あくまで私の好みとしては、昨日の「博多だるま」の方が旨かった。深みとインパクトが一枚上手と言うべきか、穿った言い方をすれば、だるまの方が観光客を意識した味づくりをしているように思われた。毎日食べるわけではなく「ここ一番、旨い博多ラーメンが食べたい!」と望む人に刺さる味付けである。私もやられた。次もぜひまた訪ねたい店である。
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