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ソーシャルゲームの起業ラッシュも、思い返せば今から七年前くらいになる。当時起業したベンチャーで、今現在、大手となっている企業はあるのだろうか。知る限り、ほとんどない。▼今、ソーシャルゲームで大きな利益を上げている企業の多くは、ブームより前に設立されている。ブームの前にヒト・カネ・モノの仕込みが終わっていて、熱狂の最高潮にありったけの資源をぶち込んだ自信作をリリースできた企業が、実績と利益を得て、その後のシェアも攫っていった。ただでさえ死屍累々のベンチャー起業である。当たり前のことだが、ブームを認めてからの後追い起業はやはり分が悪かったということだ。▼会社を建てることと、事業を興すことは違う。会社設立は誰にでも出来るが、継続可能な事業を展開するのは難しい。当時、ソーシャルゲームの流行に起業楽観論が重なってしまったのは悲運だった。今は揺り戻して、少し起業に慎重な空気が戻ってきているように思う。
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