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電子書籍を諦めて紙の本をまとめ買いし、再び昔のペースで本を読みだしてから、不思議と編曲の筆も乗るようになってきた。自分に適したリズムのようなものがもどってきたような気がする。この機は逃したくない。▼しかし、音楽とは縁もゆかりもない情報に触れているときが最も好調というのは、逆説的というか皮肉的である。私にあっては、たぶん音楽の入力は音楽にならない。むしろ、数学とか科学とか文学とか、そういうところから流れ込んできたエネルギーを譜面に発散する方が合う。この一種歪んだ循環が型として認められるなら、結局、それが私のスタイルということなのだろう。創出を第一義に据える芸術家でないと認めるのは悲しいが、かくありたいという願望に囚われるよりも自分を正しく知る方が大切である。▼次にスランプに陥ったら、適当に作家を定めて長編でも読んでみるのが良さそうだ。それまでは止まらず駆け抜ける。クイック&ダーティで行こう。
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