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スターナイトで巨人に三連敗を喫したときは、これでもうベイスターズの2018年は終わってしまったと思った。しかし、今日。最高に面白い試合を見せてもらった。延長十一回裏。ツーアウト一二塁でサヨナラのチャンス。代打を告げるラミレス監督。映像が切り替わるより早く球場がどよめく。バッターサークルに姿を現したのは、なんと先発投手のウィーランドである。▼バッター嶺井に代わりまして、ジョー・ウィーランド。ウグイス嬢のコールと同時に球場が湧いた。画面越しでもわかる。この日、最高のボルテージだっただろう。誰もが見たかったその勇姿。ファンもこれを待っていた。動揺するカープ。流石に読んでいなかっただろう。勝ちに行く一手が最高のエンターテインメントになっているという、渾身の魅せる采配であった。▼無論、褒められるのは勝ったからだ。ウィーランドが選んだ四球で満塁となり、倉本のヒットでサヨナラ。総力戦は美しく幕を閉じた。
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