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齊藤孝浩『ユニクロ対ZARA』読了。世界を代表する二社の方針を比較しながらアパレル業界の構図と歴史を俯瞰する。読みやすさ、わかりやすさ、興味深さ、三拍子揃った良書だと思う。先日書いた通り『上から目線の構造』のついでに買った一冊だったが、こちらの方が遥かに得るところが大きかった。全く、読書の収穫はどこからどんなふうにやってくるかわからない。▼アパレル業界のこともより深く知りたいと思うが、ユニクロやZARAそのものにも興味が湧いた。柳井正氏の経営本については新潮から文庫が二冊出ているので、早速積んである。小型でリーズナブルな新潮文庫というのがありがたい。企業の在り方としてはZARAが模範的と感じたが、自分の勤める会社の理想、在り方はユニクロの方が近いのかなと思った。国内展開の方針も、その延長としてのグローバル展開の目線も、規模は桁違いながらユニクロの発想に近いものがある。学んでおいて損はない。
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