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革がどうとか、リング径がどうとか、留め具がどうとか。システム手帳を選ぶときのポイントを列挙した舌の根も乾かぬうちに、たいへん素敵な手帳に出逢ったので即決した。意思決定の優先順位に「デザイン」が割り込んできたわけだ。▼サイズはA5だが、望んでいたスリムサイズではなく、今のカバンにぎりぎり入るかどうかの幅広タイプ。留め具もベルトが良いと思っていたのに金属製のスナップボタン。革は馬革を志向していたがカーフレザー。リング径は公式サイトに記載すらない。言わば全てのポイントを外しているわけだが、それでも選ばせてしまうところがデザインの魔力である。得も言われぬ理不尽な引力。これぞ芸術性の極みと言える。▼もちろん、日々使うものなので、今度は持ってみて使ってみてどうかという判断になる。等身大の生活に合わなければ泣く泣く手放すかもしれない。しかし、機能より好みで惹かれた物の方が、通常付き合いは長くなるものだ。
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