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子どもの語彙が目に見えて増えてきた。「タコ」しか言えなかった数ヶ月前からすれば見違えるようだ。▼成長過程を振り返ってみる。タコを筆頭に、海の生きものを指す名詞がはじまりだった。やがて、動物や食べ物、アニメのキャラクター名などが増えていく。二歳までは名詞ばかり増えていった。▼やがて「あっち」や「抱っこ」のような要望系の命令語を使い始める。「大きい」「速い」などの状態形容詞も近い時期だ。そこに「来た」「落ちた」「出た」など動詞の過去形がつづく。否定の「ない」も使い始めた。大きいない、などというように、自分で新しい言葉を発明したりもした。▼遅かったのはあいさつだが、近ごろようやく「おかえり」などが言えるようになってきた。ほぼ同時に数を数えられるようになってきたので、言葉のステージがいよいよ概念の世界に差し掛かってきたと見える。名詞、命令要求、状態や結果、対象のない概念という流れは、納得感がある。
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