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何々イズムとか何々主義といったような、社会運動性をともなう主義主張からは全く無縁のまま生きてきた。これからもずっとそうだと思う。どんな思想もイデオロギーも、激しく拒絶はしないが受け入れもしない。近づいてきたらそっと距離を取る。そういう無関心な態度自体がひとつのイズムだと言われたら否定のしようはないが、少なくとも私はその態度を人に強要するつもりはない。▼人間は、どういうわけか等身大の生活には満足できないように設計されている。急進的な社会活動に身を置く人も、芸術に没頭して社会生活を顧みない人も、正反対のようでいて、実は、より大きな物語の中に生きていたいという切なる願いを共有しているのだ。そういう意味で、私は趣味でも仕事でも自分の実寸よりスケールの大きな世界に所属している実感を得られているから、冒頭に戻るが、イズムや主義を必要としていないとも言える。それでよかったと思う。このままの道で行きたい。
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