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久しぶりに五勝手屋の羊羹を食べる。▼五勝手屋本舗。北海道の桧山郡江差町で明治より営業を続ける老舗の羊羹屋さん。祖母が北海道出身ということもあって、小さい頃によくお土産でもらっていた。赤字に白で「五勝手屋」と書かれた丸筒状の羊羹だ。高島屋などの百貨店でも取り扱っている。一本270円。ほどよい値段である。▼蓋を開けるとザラメがびしっと乗っている。ここがたいへん甘くて旨い。一本に一度きりの贅沢な一口である。筒の底を押し上げることで羊羹を押し出す仕組みになっていて、筒の側面には押し出した羊羹を切るための紐がついている。欲しいときに欲しい量だけ食べられる便利な仕様である。▼紐がすぐベトベトになってしまうのが難点と言えば難点。蓋を開けたら長くは放置せず二日程度で食べてしまおう。甘すぎず、重すぎず、個人的には味わいもベストな羊羹である。通販もあるので、まだ食べたことのない人はぜひいちど試してみて欲しい。
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