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VR断頭台で仮想断頭されてみたところ、しばらく動けないほどの精神的衝撃を受けたというツイートを見て、ぞっとした。仮想世界だから何が起きても大丈夫という思い込みがいかに危険であるかを再認識させてくれるレポートである。▼仮想世界で首を斬られても人は死なない。刃は首に刺さらないし、頭も落ちなければ血も出ない。しかし、断頭台にくくりつけられている、刃が今にも落ちてくる、ついに落ちてきて首が斬られた――という一連の認識は、紛れもなく現実の脳が蒙る現実の恐怖である。絶命の恐怖という明らかに過剰なストレスである。ノーシーボ効果を引き合いに出すまでもなく、現実の身体がダメージを受けることは想像に難くない。▼今後、仮想現実がリアルになればなるほど、この問題は重くのしかかってくる。ゲームの中なら何が起きても……という旧世代の考え方を引きずったまま仮想世界に飛び込むことの危険性は、もっと強調されるべきであろう。
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