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他人のスピーチや朗読で、「が」や「は」などの助詞が強調されすぎていると感じたことはないだろうか。とくに気にしたことがなければ、次の機会に「てにをは」と「が」の音を意識して聞いてみて欲しい。▼助詞を強調しすぎてしまうことを「助詞が上がる」という。ボイストレーニングで指摘されやすい項目のひとつである。「あー」「えっと」「あのー」のような言葉のヒゲほどみっともなくはないが、文の発声に不自然な抑揚がつくため流れが悪くなり、どことなく「素人感」が出てしまう。▼助詞が上がらないようにするには、助詞の後ろに続く文の先頭音を意識しながら発声するのが効果的だ。「健康が何より大切ということ<に>気がついたのです」であれば、何より大切〜あたりを読んでいる時点で「気がついた」を強く読むと心に決めて、「健康が何より大切ということに<気>がついたのです」と一気に読む。助詞の後ろに読点を意識しないことがポイントになる。
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