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この頃、長男が文章を話すようになってきた。単語の乱発ではなく、ちゃんと日本語として成立する文章を話せるようになっている。現在の状況を踏まえた発言や、過去・架空の出来事についての表現も増えてきた。▼単語時代から文章時代への移行時、親は助詞について熱心に教える。「りんご、落ちた」ではなく「りんご<が>落ちた」だよ、と丁寧に説明する。「バナナ、買わない」と言えば「バナナ<は>買わないね」と言い直す。次第に子どもの方も助詞の用法を学習し、勝手に応用を始めていく。狭くて低い場所へ潜り込んでいくとき。「お父さん<は>できない。**ちゃん<は>できる。」▼反復や暗記でなく、応用として使えるようになった言葉である助詞。その助詞を強調するあまり、まさに「助詞が上がっている」のである。昨日、唐突に「助詞が上がる」件について書いたのは、そのクセがついてしまう理由を、長男のしゃべり方に垣間見た気がしたからだった。
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