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120円のペットボトル緑茶に+10Pの札がついていると、たいへんなお買い得品に見える。通常は1Pしかつかないのに、なんとお茶一本で11Pがもらえるのだ。どうせお茶が欲しいのである。これを選ばない手はない。▼でも、もしこれが「+10P」ではなく「10円引き」だったら……。たぶん、たいして食指は動かないだろう。緑茶が110円。まあ、安いと言えば安いけれど。それなら業務スーパーの方がもっと安い。きっと私も110円のことは忘れて、120円の飲みたいやつを買うだろう。▼オリジナルのポイントシステムがなくならない理由もわかる。消費者心理を追求すればするほど、どうしても外せない要素になるのだろう。貯まる楽しさ、貯める嬉しさ。純粋な損得勘定を超えた所で買い物をさせる魔力がポイントにはある。▼いくら得したとか、何円分の価値があるとか、そういう次元でポイントと付き合うのはきっと良くない。ポイントは娯楽なのだ。
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