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成功し、失敗し、大成功する。ブレイクからスランプを経て復活を果たした個人アプリ開発者たちの体験談には、ひとつ共通していることがある。V字を描いた理由である。▼彼らは口を揃えて言う。最初は思いつきを形にして成功した。運にも恵まれた。しかし、成功した理由を分析して他分野に応用を始めた結果、思うように売上が伸びずコストが嵩んで危機に陥った。倒れるまえにもう一度原点に立ち戻った。最初に成功した分野で正統進化を目指すことにした。やがて業績が回復した。……。▼振り返ると簡単なことだった、と彼らは言う。自分たちは強みによって成功し、強みを手放したことで失敗し、再び強みを発揮したことで復活した、と。これはもはや個人開発時代の教科書に載せるべき真理である。広く浅くでは体力のある企業に適わない。個人開発は常に突破力勝負である。一点突破。興味ごと棄てる勇気をもって、自分の最強だけを世に問うしか生き残る術はない。
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