400
Post/Edit Page
寒い。連日20℃を超える日々もあったのに、今週は朝から晩までよく冷える。もう着ないと思っていた半纏を引っ張り出して、仕事絡みの執筆業務に励む。▼しばしばまとまった量の文章を書く必要に迫られる。個人の適当な感想で済まされる「400」とは求められる質も毛色も違うが、句点を打った後に次の一文を書き出すことへのためらいのなさは活かされている。息を繋ぐことへの抵抗のなさ。これは長年の習慣の賜物だろう。▼だからといって、推敲もせずにスラスラ良い文が書けるとか、執筆習慣の無い人より良い内容の文書が作れるとか、そういうことはない。良い文章を書くのは常に終わりのない推敲との戦いだし、内容の良し悪しは習慣よりも人生に依る。たどたどしい文は敲けばいくらでも良くなるが、薄っぺらい書き手の文章を魅力的に飾り立てるのは不可能だ。結局、試されているのは私の人生である。素直に書くしかない。素直に書いて敲くのが最短である。
pass:
Draft