400
Post/Edit Page
リーダーにはNoと言える能力が必要だ。きっぱりと、決然と。ただしひとつ付加条件がある。Noと言うなら、Noである理由を論理的に説明できること――だ。▼ここを疎かにしてNoを叫ぶリーダーもどきはただの独善者である。意思決定もへちまもない。ただ自分に都合の悪いことを拒否しているだけか、あるいは決定するための知識や能力がないために直感でYes/Noを断じているだけに過ぎない。正当性はどうあれ、断じることがリーダーの責務だと思い込んでいる。妄想である。▼Noと言うからには誰かの主張が黙殺される。それも時には必要なことだ。ただ、理由もわからず殺されることを良しとする人はいない。Noの理由が何であれ、せめて理由があることを知り、少しでも納得したいと思うのが人の常である。黙殺されたメンバーの溜飲を下げるための正当な手段。それが論理的な説明なのだ。▼「解説能力」こそ、リーダーに欠かすべからざる能力である。
pass:
Draft