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ここを超えれば後はウイニングラン……という表現を使っていたが、どうも私の「ウイニングラン」の認識は間違っていたらしい。▼私のイメージはこうだった。たとえばマラソンのトップランナーが二位に大きく差をつけてゴールテープのある会場に帰ってくる。二位は遥か後方だ。勝った。勝ち確だ。万雷の拍手を送る観客。栄光へと続くトラックの花道。あとはゴールするだけだ。ついにここまで来た。ウイニングランだ!▼しかし、本来の語義は違った。デジタル大辞泉にはこうある。「陸上のトラック競技や自動車レースなどで、優勝した選手が観客の声援にこたえて、ゆっくり一周すること。」つまり、勝った後のランである。エキシビジョンなのだ。▼そういう意味では、編曲のウイニングランはまだ遠い。動画を作り始めたあたりだろうか。完成した曲を聴きながら、演出を考えたりキャプションを入れたりする時間が、至福のウイニングランということになるのだろう。
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