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残業の善悪について後輩に問われた事と返答のまとめ。▼彼の問い。残業で効率が八割に低下するとしても、五割増しの時間働けばトータルの出力は二割増しになるのでは。本人の体力と気力が持つ前提なら、出力が増える上に短期間で経験値を積める残業は望ましいこともあるのではないか。▼私の答え。残業は必ずしも悪ではないし、業務の都合で必要になることもあるが、その計算には大事な視点が抜けている。人は十割の効率、つまり限界ぎりぎりまで力を出し切っているときに最も成長する。八割の効率で働いても成長は鈍い。十二割の効率で働かざるを得ない、働こうとすることが人を成長させる。八割の力で五割増し働くことを是としつづける人は、いつまでも八割の力しか発揮することはできない。▼残業=悪と断じるには、社会はまだ未熟すぎる。今日から皆が残業をやめて生産性向上を追求したら、この国は即座に滅んでしまうだろう。徐々に変わっていくしかない。
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