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横浜DeNAベイスターズ、ソフトバンクホークスとの初戦に勝利。交流戦、ヤフオクドームでの白星はなんと五年ぶりだ。リーグ中のハマスタ阪神に匹敵する鬼門中の鬼門。エース千賀にエース今永をぶつけて僅かさで勝てた意味は大きい。▼あんなに遠かったAクラスの背中も見えてきた。3位阪神まで4ゲーム差。6位のヤクルトより距離は近い。今の調子で交流戦を勝ち抜ければゲーム差1、2というところも見えて来る。リーグ内でのポジションを劇的に立て直すことができる。▼とはいえ、現在のソフトバンクを含め、ここからは日本ハム、楽天とパリーグのAクラスが揃い踏みである。ちょっと気を抜いたらあっという間に白星を攫われて、交流戦は結果的に負け越しなんてことにもなりかねない。そんな一寸先は闇の流れも知り尽くしている横浜である。ファンも球団もこのくらいで油断はしない。油断はしないが浮かれはする。気分が乗って、仕事も進む。楽しんでいこう。十年前。自分のキャリアをどうしていきたいか、当時の上長に聞かれたが、その当時、会社で昇進するルートはひとつしかなかった。仮にステージが1・2・3……なら、4以上の役職はマネジメントしかないという状態だった。マネジメントを志向しないということは、即座に昇進ルートへ行かないことを意味していた。だから、多分、よほど管理職に抵抗のある人以外は、みんな同じ答えを返していたのだろうと思う。▼十年経って。ようやく会社も「現代」に追いつきはじめてきた。技術職の待遇改善を大々的に打ち出し、有言実行として社内の有能な技術者を次々と「4」や「5」の領域に上げ始めた。この速度感は素晴らしいと思った。同時に、管理方面には微塵も興味はないが、技術的に優れたものを持っている社員たちが生き生きとし始めた。給料を上げるためにやりたくないことを志向する必要はもうないのだ。職場が色を取り戻してきた。未来を感じる良い施策だった。
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