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オークス馬、チョウカイキャロルの訃報を見る。28歳。▼チョウカイキャロルがとりわけ好きだったというわけではない。だが、彼女の世代、つまりナリタブライアン、ヒシアマゾンの世代は、私の競馬遍歴の入口の年でもある。ここより下ってテイオーやルドルフとなると、ちょっと歴史という感じがしてくる。好きな馬といってもライスシャワーくらいしか出てこない。ビデオの中の世界である。G1だけでなくG2の顔ぶれも憶えているような世代は、やはりブライアンからだ。▼その時代の名馬たちが、もう亡くなる時期に差し掛かっているということにハッとさせられた。もう不幸な夭逝ではない。ごく普通の寿命を迎えて、この世から去っていくわけだ。なんとなく――そこまでセンチメンタルな気持ちではないが――寂しい思いがする。ただ、動画サイトのおかげで、彼ら彼女らの雄姿を見ることが簡単になったのはありがたいことだ。エリザベス女王杯でも見に行こう。
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