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V逸というのは、順当に行けば優勝であっただろうチームが優勝を逃すことを言う。そういう意味では、今年のベイスターズはV逸とは言えない。怪我人も含め、この時期まで優勝争いが出来るような戦力ではなかった。素直に大健闘と称えるべきだろう。▼あとはこのまま二位で終われるかどうかだ。三位でCS、日本シリーズを経験し、優勝争いからの二位を経験すれば、いざ順当な戦力が整ったときに一位を勝ち取れる地力がつく。一歩ずつのステップアップでいい。ファンとしても、それで十分楽しめている。優勝するかどうかより、優勝に向かっているかどうかのほうが大事だ。▼人は成長にこそ惹かれる。成長するから物語である。それはきっと、創作や芸術にも言えることだろう。最初から最後まで同じレベルで展開される作品は、たとえ高品質であっても共感性に欠ける。苦労した痕跡も、作者の成長も感じられない作品は、今後いっそう価値を失っていくだろうと思う。
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