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スマホゲームはくだらない、中身がない、とよく言われる。たしかに、クオリティの低いゲームのリリースが増えてきたのは否めない。開発費が高騰する中、なんとしても利益を出そうとして無理な計画を立ててしまう各社の内部事情が透けて見える。だが、それはあくまで品質の問題である。それをもってスマホゲーム全体がくだらないというには当たらない。▼スマホゲームで得られるのは、ただの絵だから、ただの数値だから、ただの承認欲求だから。その通りだ。だが、そんなただの**なのに、それに熱中させてくれる魔法のような存在のことを人はゲームと呼ぶ。現実世界における意味などまるでない、内部数値の上下に一喜一憂できることこそが、ゲームのありがたいところなのだ。現実の役に立たないからくだらないのではない。役に立たないのに楽しいからすごいのである。ここのすごさを直観的に理解できる人がゲームを愛している。純粋数学と似たような話である。
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