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「マビノギ」の話を書いたことはなかったかもしれない。▼初代「マビノギ」はリリース当初から遊んでいた。今となってはフェードアウトした理由も覚えていないし、アカウントが生きているのかどうかもわからない。ただ、あの頃、必死につくった楽譜をダンバートンの広場で売って生計を立てていた時期が、私の趣味人生/同人生活の理想郷であったことは確かだ。ほんの少しのファン。ひと握りの収入。今でも、心のどこかで、あのときの感覚を求めている気がする。▼言語化は難しい。難しいが、敢えて挑戦するなら、自分の身の丈にぴったりな《今》を送りながら、背伸びをしようとする毎日というところだろうか。満足と不満のあいだで揺れ動く。世界の流れに身を任せつつ、抗う自由もある。小さな世界の中で、自分が必要十分な大きさの「めぐり」の中にいる実感である。あのとき以来、取り戻せたことはない。これを取り戻すまでが、私の旅の第一章だと思っている。
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