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現場と研究開発の志向の乖離について。▼現場は、単純なホワイトボックスを連結することによって、大規模だがいかなる工程にも再現性があり、問題発生時には順を追って経緯と原因を明らかにすることができるシステムを求めている。一方で、研究開発は、論理的に正しく問題を発生しえないブラックボックスを巨大化させることによって、より多くの工程を俯瞰した上で最適な結果を得られるシステムを作ろうとしている。だから、研究開発は現場のニーズをまるでわかっていないとか、極めて合理的な設計の意図を現場が理解しようとしないとか、お互いに言い合うことになる。不毛な不満のぶつけ合いだ。▼まずは志向の違いを認識する必要がある。両者が別の方向を向いているとわかれば、歩み寄る地点を見つけ出すこともできるだろう。この規模のブラックボックスは信頼する。だからせめて、この単位ではホワイトボックスにしてくれ。この交渉が出来ねば、未来はない。
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