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Linda Carnevale M.A.『Hot Words for the SAT』は、SATの頻出英単語をカテゴリごとにまとめて覚えるための本である。「喜びを表現する言葉」「音に関する言葉」など、さまざまなクラスタが章を成しているのだが、進めていてひとつ面白いことに気がついた。カテゴリによって、明らかに既知の単語量に差があるのだ。▼ずばり、快活さや喜びといった前向きのニュアンスを持つカテゴリには習得済みの単語が多く、怠惰さや悲しみといったネガティブなカテゴリには知らない単語が多い。ここまで極端に偏るとなると、間違いなくTOEICの特性が影響しているのだろう。よく言われることだが、TOEICには無能な人物は出てこない。仕事をさぼったりミスを隠したりする社員は一人もおらず、みんな快活で誠実な社会人生活を送っている。故に、語彙もポジティブなクラスタに偏るわけだ。▼ビジネスマンとして、前向きなことは優れた気質だろうが、語彙が偏るのは好ましくない。
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