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数年前に、酒の席で同席した初対面の人からライン交換を迫られて、断る流れでもないので交換した。会ったのも話したのも、そのとき限り。正直、申し訳ないが、もう顔も覚えていない。そんな人から、初めてのラインが来た。長文。挨拶の枕詞もあるが、要約するとYoutubeでチャンネルを開設したから登録してくれという依頼であった。URLと登録方法が添えてある。そっと画面を閉じた。▼気持ちはわかる。開設したからには一人でも多くの登録者が欲しいだろう。手段を選ばぬ無差別の依頼爆撃も嗤うつもりはない。だが、どう見ても、恐らくは私が誰であるかも認識すらしていない用件のみの文面に返す言葉が見つからなかったのも事実だ。せめて、たとえば「XX以来でご無沙汰しています!」みたいな導入があったなら、その後は同じコピペでも、気持ちは違ったかもしれない。あなたが誰であるかわかっていますよというメッセージは、いつだって内容以上に重要なのだ。
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