400
Post/Edit Page
公式が上げている"VSL Bösendorfer Imperial Image Video"は、さすがに音源ではなく実際の演奏録音だと思っているが、これになるべく近い音が出せないか苦心している。さすがにイメージビデオと言うだけのことはあって、特徴の強調された、これぞベーゼンドルファーの見本というべき響きだ。まったく同じにするのは不可能だが、寄せるときの参考にはなる。▼同時に、次世代のピアノ音源が解決するべき課題も見えている。即ち、音の解像度を確保するにはピアノの位置が遠すぎるし、位置を近くすると今度は音がこもるという、不愉快なジレンマから逃れることだ。とりわけペダルを踏みながら低〜中音域を移動したときの響きのリアリティは、まだまだ本物に遠く及ばない。サンプル数が有限である以上、このあたりは物理モデリングのノウハウを取り入れない限り解決しないところだろう。サンプリングとモデリングの良いとこ取りをした、至高の相の子誕生を待ちたい。
pass:
Draft