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ベーゼンドルファー。かなり納得できる線まで持ってきた。▼マイクの調整は済んでいたが、未解決の課題はコンプレッサーだった。アタックの強い調整にしているので、低音と高音がffで同時に鳴ると、全体が潰されて一瞬音量が下がったように感じてしまう。この問題を解決するべく、溢れたときは中音域から優先的に消えてもらうアプローチを試してみた。▼感触は、とてもよい。失われていたffのアタック感がしっかり残り、「いかにも潰しました」という不自然な響きも大きく軽減されている。加えて、高音の伸びを強調するために3.5Khz〜16khzを山なりに8dbほど持ち上げた。多少がさついてもsfのときに低音に音負けしない方が大切だ。▼打ち込んだハンマークラヴィーアの冒頭で確認。繊細さと大胆さを合わせもった、理想的なサウンドになっている。距離感もクローズとディスタントの中間でちょうどよい。このピアノで聴くリストのバラード第二番は至高の音だろう。
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