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十年間、C++エンジニアとして働いてきた。C++の知識は誰にも負けない――とは、さすがに言えないが、少なくとも半径一歩、身近なところでは右に出るものなしと言っても大袈裟にならない程度までは鍛えたつもりである。無駄知識を好む気性にも合う、居心地の良いフィールドだったと思う。▼だが、最近は書いてない。書いている時間はなく、何を書くかの判断、誰に書いてもらうかのアサイン、それらのお膳立て、調整、確認、折衝にほとんどの時間を費やしている。恐らく、キャリアの行く末は、この出来事をどう捉えるかで変わってくるのだろう。私は、それでも仕方ないと思う側である。知識・技術を求めるものから与えるものへ。そういうシフトチェンジがあっても悪くはない。▼だが、職務上で果たすべき役割が変わったからといって、知識欲まで失う必要もないだろう。書かなくても、書かないからこそ、得られる知見もあるはずだ。次はその欠片を探していきたい。
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