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四千日間、原稿用紙一枚分の文章を書き続けてみて。破綻のない文章を構築する能力は格段に向上した。当然だ。短い時間で自分の思考を文字に起こし、限られた字数に収める訓練をずっとやってきたわけだから。その能力が身についていなかったら、いくらなんでも実りがなさすぎる。▼だが、文章が巧くはなっていない。何を以って巧いというかに幅はあるが、少なくとも、私が考える巧い文章を書けるようにはなっていない。話は単純明快だ。巧い文章を書きたければ、どうあれ、巧い文書を書く練習をしなければならないということである。何百万回素振りをしても好打者にはなれないように。単なる継続があらゆる望みの力を与えてくれるほど、人間、都合よく出来てはいないのだ。▼ここから先、少し方向転換して巧い文章を目指してみる道もある。その道を選んだ暁には、積み上げてきた「速度」の力も活きてくるだろう。だが、今ではない。今は別にやりたいことがある。
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