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Cleave(くっつく/引き裂く)、Sanction(許可する/制限する)、Screen(放映する/遮る)、Oversight(監視する/見逃す)。ひとつの単語に、正反対の二つの意味。前にも後ろにも顔のあるローマ神話の神「ヤヌス」にちなんで、Janus Wordsと呼ばれる。扉の守護神である。▼日本語にも該当する言葉がないか、考えてみたがすぐには思い浮かばなかった。「適当な(適切な/いい加減な)」あたりは近いかもしれない。また「穿った見方」のように、誤用が広まったことでなし崩し的に二義となってしまった言葉ならありそうだ。本来は「物事の本質を的確に捉える見方」のことだが、「疑ってかかるような見方」としてマイナスの意味で使われている例も多い。▼英語にもどろう。Screenあたりは文脈から判断できそうだが、Cleaveはくっついたのか分かれたのか、単語自体に情報力が無さすぎて判断に悩む。ネイティブはどう使いこなしているのだろうか。不思議である。
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