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いよいよ右手の爪がもげて落ちそうになっている。服や靴など、布に引っ掛かって危ないので絆創膏でケアしているが、これを剥がすときがいちばん危ない。そうして今日、恐らく生まれて初めて付け根側から爪を切った。奇妙な感じがする。爪と皮膚との接着面、浮いている白地に対して皮膚の色を強く反映するピンク色の部分が、だんだんと少なくなっていく。ただ、指先にくっついているだけの状態である。▼他の傷ついた三本の指は、さいわい爪の生えてこないエリアが少なかったので、かろうじて新しい爪と陸続きに繋がっている。あと二ヶ月、三ヶ月もすれば正常な爪に戻るだろう。災難だったが、爪が皮膚であることを”体験”できたのは良かった。古い爪と新しい爪の隙間の部分を触ると、皮膚の上に薄いラップを張ったような質感がある。その前後は、皮膚と爪。完全な皮膚から完全な爪へ、見事にグラデーションで変化しているのがわかる。これ以上の納得感はない。
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