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明日は結婚五周年。つまり木婚式。木にちなんだ記念品が良いとされる。木製で長く使うなら、オーソドックスに箸が良いと思っている。▼イギリス式のアニバーサリーを正確になぞるとすると、来年は鉄婚式、再来年は銅婚式ということになる。鉄、銅。記念品の選定が難しくなりそうだ。「電気器具婚式」なんて年もある。電気器具が買いたかっただけではないかと訝しんでしまう。▼十年以降は順調に価値が上がっていくようだ。青銅、陶器、アルミ、鋼鉄、絹、象牙、水晶、銀、真珠、ルビー、サファイア、金、エメラルド、ダイヤモンド……。価値の細かい上下は知らないが、高級感は単調増加しているように見える。▼少し気が早いが、鉄婚式の定番プレゼントを覗いてみたところ、タンブラーが人気のようだ。たしかにタンブラーなら日用で、かつ長く使える。キャッチフレーズは「冷めないふたり。」――感心してしまった。いろいろ上手いことを考える人がいるものだ。
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