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言語とは、コミュニケーションの手段である。しからば、プログラミング言語もコミュニケーションの手段であるはずである。誰とのコミュニケーションか。その言語を解釈する誰かだ。それはプログラムを実行するマシンであり、プログラムを読む人間である。▼冗談や比喩ではなく、プログラマ同士の会話の多くは実際にプログラミング言語で行われている。正しく書かれたコードを読めば、プログラマはその意味がわかると同時に、書いた人の意図もわかる。意思疎通である。他方、コードの書き方が拙ければ、読んだ人は解釈に苦労するし、場合によっては話者の意図を掴めない。あるいは誤解する。ミスコミュニケーションである。▼コードは動けば何でもいいという主張は、言葉は伝われば何でもいいという主張と同じである。それが正しいこともある。だが、伝わるのが精一杯の言葉使いだけで大きな論を組み立てることはできない。複雑な物の構築には正しい言葉が要る。
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