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マイナーペンタトニックを1−5−2の三音から展開すると、全部合わせて1のドリアンスケールになる。4から4−1−5で展開すればエオリアンに、5から5−2−6ならミクソリディアンになる。1〜7まで全ての音から展開すればアイオニアンからロクリアンまでの基本的なスケールが現れる。それらを全て合わせると、当然、クロマチックスケールになる。▼これはクロマチックスケールの分解として聞くと興味深い話だ。12音階全てを使っていると言っても、実は局所的にはいずれかの基本スケールに属していて、そのスケールのコールアンドレスポンスによって曲は進行している。さらに、その基本スケールも実は五度圏を行き来するマイナーペンタトニックのコールアンドレスポンスによって成立している……と見ることもできる。曲を横方向に分解し、全ての起源をペンタトニックの五音に求めるわけだ。さながら五行説である。▼興味深い視点なので、メモに残す。
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