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数量、意見、大きさ、新旧、形、色、由来、目的。英語における一般的な形容詞の順序である。▼"Three beautiful big old slim brown Japanese guardian dogs."(3つの綺麗で大きな古いスリムで茶色の日本製狛犬)という具合だ。無論、これら全ての形容詞で名詞を形容することはないが、2つか3つ以上の形容詞が並ぶときは、たいていこの順番で並んでいる。それが自然ということなのだろう。▼数量の次が意見であるあたり、主観から客観という並びでもない。何がこの順序を自然と感じさせるのか。わかりにくいが、ここに「模様」を挿入する場合、「形」の前に入るのが自然というネイティブの意見が鍵になる。この順序は恐らく、認識の対象空間を徐々に狭めていったとき言及すべき属性の順なのだ。言い換えれば、ぱっと見で頭に浮かぶものほど先に来ているのである。表現する対象の醸し出す雰囲気の強さが、そのまま語順に表れている。私にはそのように見える。
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