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ロマン派逍遥。有名どころの作曲家は、少なくとも二曲ずつくらいは攫ってみた。探し足りないのは承知の上だが、やはりシューマンに落ち着く。ブラームスが次点。意外にもドヴォルザークは食わず嫌いだった。他方、どうしても好きになれないのはドビュッシーだが、これについてはいつか別途書きたい。▼必ずしも気に入る理由を明文化する必要はないだろうが、シューマンが根音と9を同時に鳴らし始めた最初期の作曲家であることは私の志向と無関係ではなさそうだ。私はテンションへの感度が低いので、11や13を協和音とは感じられないが、とはいえポップスやアニソンに慣らされた現役現代人でもあるので、9は協和音程と言われても納得できる。恐らく、この「協和音程としての9」が市民権を得たくらいの時期が、私の聴覚にぴったり合うスイートスポットなのだろう。11や13やオルタードテンションが増し増しになっていくロマン派後期は、脳がバグるのだ。
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