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#9というテンションについて。▼昔、サビ直前の属7に#9を乗せた曲を聴いた。比較的シンプルなコードで組み上げた曲の中、この#9がスパイスとして光っていたので、よく覚えている。その後、メロディはb9を経由してサビ頭のImに繋がった。▼属7に#9ということは、G7であればシとシbが同時に鳴るわけだから、トライアドのメジャー感をテンションのマイナー感が打ち消す形になる。「変位のキャンセル」だ。メロディは#9とb9を通過するので、想定スケールはコンビネーションオブディミニッシュということになる。▼スケールで解釈すると、たぶんこうなる。しかし、この#9→b9、コンディミ云々というよりも、後続のImにおけるナチュラルマイナーを先取りしたものと考えた方が私にはしっくり来る。つまりシb→ラbがImのソに対する準備運動として勝手にトップノートを奪っていったのだ。▼そんなことを考えた。作者の意図はわからない。
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