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約五時間にわたる修理の末、漏水問題は解決した。洗濯機をどかし、パンを入れ換え、床に穴を開けての大工事となった。洗濯機下から風呂場の天井に繋がる給水管の総入れ替えである。ついでに床下収納のコンクリートも破壊された。▼修理箇所が二ヵ所に及んだこともあり、費用はかなり高くついた。六桁には届かない程度。だが、割高とは思っていない。初見の家を相手にこれだけの修繕を速やかにこなせるプロフェッショナルの技術に払う金である。手間賃や材料費は、その後に続く最低限の費用に過ぎない。減免申請書類の作成まで含め、私には絶対不可能な仕事を土日で終わらせてくれるのだから、当然の金額である。▼もっとも、これは見積もり通りの請求書が送られてきた場合の話だ。さすがに無いと思うが、想定外の何かがあったので金額を上乗せ――というような事後的な請求が来たら、また面倒なことになる。たまに悪い業者もいる。それは身をもって知っている。
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