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「夜中不能寐、起坐弾鳴琴。薄帷鑑明月、清風吹我衿。孤鴻號外野、翔鳥鳴北林。徘徊將何見、憂思獨傷心。」(夜中に寝ぬる能はず、起坐して鳴琴を弾ず。薄帷に明月鑑り、清風は我が衿を吹く。孤鴻は外野に号び、翔鳥は北林に鳴く。徘徊してまた何をか見る、憂思して独り心を痛ましむ。)▼宵っ張りが嵩じると、だんだん不眠症気味になってきて、眠くても眠れなくなってくる。醒めたところが弾く琴もないので、起坐して向かうのはパソコンだ。これがまたよくない。寝る直前にメールチェックをするだけでもエスプレッソ二杯分の防眠効果があるそうだから、余計に眠れなくなる道理である。▼しかしこういう病的な時間ならではの精神状態は、しばしば極度の集中力をもたらす。こと創造的な問題を解決するにはうってつけで、例えば白紙に心象風景を落書きしているだけで、とんでもなく画期的なソリューションが見つかったりするものだ。どうせなら有効に活用したい。
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