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「自分の時間を節約したとき、私は得をした気分になる。だが、聴衆の時間を節約したときは、インスピレーションやエネルギーが湧いてきて、報われたような気持ちになれるのだ。」ガー・レイノルズによるこの時間観は面白いと思った。▼人は時間について効率とか節約といったことをよく考える。そうして削り取った時間を他の仕事や余暇にあてることで生活を合理化できたと思っている。しかし私たちは、少なからず自分の時間を使って誰かに何かをコミットしている、しているからには彼の言うところの「聴衆」がいる。ここに「聴衆の時間を節約する」という視点が生まれてくる。▼「200人の聴衆に向かって、何の価値もない1時間のプレゼンテーションを行った場合、それは200時間が無駄になったことを意味する。」そのとき、スライドの準備に数時間を節約したことに何の意味があるか? 安易なようで、しっかり穿って考えると、身につまされるところがある。
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