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トゲハムシと呼ばれる昆虫がいる。小さな赤い身体に、黒いトゲがいくつも見えることから、古くはこれをトゲトゲと呼んでいた。さてあるときトゲトゲに、トゲのない亜種が見つかったので、これをトゲナシトゲトゲと呼んだ。ややこしい名前である。▼しかし話はこれで終わらない。なんとトゲナシトゲトゲの仲間に、トゲのある亜種が見つかってしまったのだ。トゲのあることを除けば、特徴は完全にトゲナシトゲトゲであったという。このことから、ついに彼はトゲアリトゲナシトゲトゲと命名されたのだ。(ただし、正式の和名ではないらしい。)▼棘有棘無棘々、なんともトゲトゲしい名前である。動植物の名付け方にはいろいろなエピソードがあって面白い。上記の例は別出典だが、漫画『スケッチブック』にはこれと似た動植物に関するエピソードが、しばしばネタにされている。漫画としても大好きなシリーズなので、近い話題を扱ったついで、最後に紹介しておこう。
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