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人工知能プロジェクトもいよいよ佳境に入ってきた。論文構成が秒読みだ。他のことに費やしている時間はあまりない。▼今は評価のための数式と、実験計画を組み立てている。実際の言語コーパスによる実験は計算時間があまりに膨大なため、論文のスコープには入れられなかった。訓練データを用いた綿密な設定下での実験によって、言語コーパスに対してアルゴリズムがどのような振る舞いをするかを示唆しておくしかない。その設定作りが悩ましいのは、いいやいいやで定数を増やしすぎた罰だ。▼一方、アルゴリズム上の改変はもうひとつしかない。現行のニューロンは、自らの識別関数を更新していくためにシナプスの形成先と重みを変更していくが、ここに情報伝達のディレイの更新ロジックを追加するのだ。こうすることによってニューロンは、自身の識別関数を最適化するために空間だけでなく、時空間キューブ内のあらゆる点を使うことができるようになるのである。
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