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寒明までもう少しと思いながら、寒い朝に耐えている。布団から出られなくてグズグズするくらいなら、さっさと飛び出て洋服に着替えてしまうのがいちばんいい、そういう料簡で、朝から家の中でもコート、マフラー、帽子の完全装備である。こんな格好でピアノだ読書だプログラミングだと、はたから見たら並々ならぬ怪しさではないか。▼まったく今年はなんという趣きのない一月だろうと我ながら驚いている。年賀状も出さなければ初日の出も見ず、初詣にも行かなければお札を貰いに川崎大師へも参じていない。ビタミンCが豊富だから蜜柑たくさん食べようね、という例年の会話も、今年はアスコルビン酸の大きなボトルがテーブルに常備されているものだから、蜜柑すら用意してないありさまだ。「薬のむあとの蜜柑や寒の内」そんな情緒の欠片もない。「クスリ飲むあとのサプリや寒の内」とでも言ったところ。子規の心境には程遠い、論文執筆も修羅場の一月末である。
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